メディアサービスのラーニングパスが新しくなっていたので紹介します
こんにちは、大前です。
以前、AWS MediaServices を学習するための公式ラーニングパスを紹介しました。
このラーニングパス、見逃していましたが 6/10 にアップデートがあったそうなので紹介していきたいと思います。
Announcing new role-based learning paths for AWS Media Services
どう変わったか
旧ラーニングパス
以前のラーニングパスは以下となります。
"Introduction to AWS Media Services" から始まり、ライブ配信や VoD、マネタイズに関する eラーニングがそれぞれパスとして提供されていました。
ハンズオンラボも含め、約 30 ほどの eラーニングが提供されていました。
新ラーニングパス
上記公式ブログ のタイトルにある通り、メディアサービスに関わるロール別に eラーニングが区分されるようになりました。
具体的には、以下の 3つのロールに分けられています。
- ビジネス上の意思決定者(Business Decision Maker)
- メディアエンジニア(Media Engineer)
- メディアオペレーター(Media Operator)
各ロールの詳細な説明は公式ブログを参照いただければと思いますが、ざっくり「意思決定者」「開発者」「運用者」でパスが分けられたイメージになります。
今までは「ライブ配信」「VoD」の様な区分だったものが上記の様にロール別に分けられる事で、自身の現実のロールに合わせた適切な eラーニングを受講出来る様になりました。
追加コンテンツを確認する
今回のラーニングパスの更新に伴い、学習コンテンツもいくつか追加されている様ですので、確認出来た範囲で紹介していきたいと思います。
※あくまで目視確認レベルなので、前からあったコンテンツや紹介漏れ等があるかもしれませんが、ご容赦ください。
Media Essentials for IT Business Decision Makers
どのロールにおいても、最初の学習コンテンツとしてこちらが追加されていました。
2日間のクラスルーム型トレーニング、かつ有料という事で受講ハードルは高めですが、かなり様々な事を学べそうです。
ビジネス目標を満たすクラウド戦略を策定するために力を与えるメディアとクラウドの基礎を学びます。このコースでは、動画処理と配信に関連する重要な概念、移行の意思決定に影響を与える変数、AWS Media Servicesのハイブリッドとクラウドのユースケースの実例を網羅しています。
Media Glossary
元々、AWS MediaServices を触るための基礎部分として動画に関する基礎的な部分を学べるコンテンツはありましたが、それとはまた別枠で用語集という形でコンテンツが増えていました。
これは、ビデオ圧縮、処理、配信の基本的な用語と概念をまとめた基礎レベルのデジタル用語集です。単体のリソースとしても、他のメディア サービス トレーニングのコンパニオン リソースとしても使用できます。
少し中身を覗いてみましたが、動画配信に関する単語が一通り A-Z 順で概要と共に記載されており、辞書的な感覚で使えるコースになっていました。
Building a Live Video Channel with MediaLive and MediaPackage
MediaServices を使ってライブ配信を行う方法を学べるコンテンツです。
元々、同様の内容でハンズオン形式のラボトレーニングが提供されていましたが、ビデオコンテンツとしても提供される様になった様です。
このチュートリアルでは、ライブイベントから高品質のビデオフィードを取り込み、AWS Elemental MediaLiveを使用して適応可能なビットレート(ABR)ストリームを作成する方法を学びます。
Content Syndication and Sharing with AWS Elemental MediaConnect
AWS Elemental MediaConnect に関する学習コンテンツが増えていました。
元々 "Introduction to AWS Elemental MediaConnect" というコースは存在していましたが、その上で、さらに MediaConnect に関して学ぶことが出来るコンテンツが追加された様です。
個人的にもなかなか MediaConnect を使う機会がないため、これは視聴しておきたい所です。
このトレーニングでは、ライブ動画のトランスポートサービスであるAWS Elemental MediaConnectの概要を説明します。MediaConnectを利用して、高品質なライブ動画ストリームをAWSクラウドに投稿したり、動画コンテンツを安全に共有・配信したりする方法を説明します。
おわりに
メディアサービスを学習するためのラーニングパスがアップデートされていたので、紹介させていただきました。
これからメディアサービスを学習する方がより効率よく学習できるコースになったのではないでしょうか。
以上、AWS 事業本部の大前でした。